3月11日(火) 仙台市若林区荒浜で開催された『HOPE for project 2014』に参加した。
色とりどりの風船をいっせいに空へ飛ばし、夜はキャンドルの灯りのもとでライブ演奏が行われた。
震災前、荒浜地区には800世帯約2700人が住んでいたそうじゃ。
荒浜には深沼海水浴場があり、毎年4万人もの海水浴客で賑わうリゾート地でもあった。
津波による荒浜・七郷地区の犠牲者は189人。
現在は農地整備が進められているものの、人は住んでおらず夜になれば真っ暗な闇に包まれる。
『HOPE for project』の会場、荒浜小学校。ここは震災遺構として市が保存する方針だそうじゃ。
誰もいなくなってしまった荒浜に、この日だけは色や音、人の息づかいが戻ってきた。
“まだ見ぬ街の姿思い浮かべ できるだけ大きな夢を描こう”
寒空の下、彼の歌声が心に響いた。
失われた街や亡くなった人はもう二度と戻らない。
被災地では皆それぞれが傷ついた心を抱え、懸命に歩もうとしておる。
復興のため、わしができることはほんの微々たるものじゃ。
それでもわしは、この地に住む者として被災地からのメッセージを伝え続けていこうと思う。
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